まずはこれを買うべき。ICT薬剤師が持っている感染症の本を紹介

同僚薬剤師

感染症の知識があまりない、、、
抗菌薬も薬剤師として大切な知識の一つ。
でも勉強するにしてもどうやって勉強したらいいのかな?

今回はこんな悩みを持った方向けに記事を書いていきます。

薬剤師のみなさんは普段から感染症の患者さんと関わることもしばしばあると思います。

しかし感染症は、

同僚薬剤師

なんか複雑、、、
覚えること多すぎ、、、

こんなことを思っていないでしょうか。

今回はそんな方に、感染症・抗菌薬の勉強を始める上で非常に良質な本を紹介していきます。

先日、僕はこんなツイートをしました。

モーリ

何気なくツイートをしたらいいね数が100を超えました

なので記事にして掘り下げていこうと思います。

これらを使った結果、20代の薬剤師として抗菌薬適正使用支援チーム(AST)所属2年目で現在では中心的に活動できています。

ぜひ最後まで読んでいただき、参考にしていただければと思います。

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もくじ

読み物編

まずは読み物編ということで、仕事に活用するというよりは自己研鑽に使える本を紹介します。

まずはこれでしょ。「絶対わかる抗菌薬はじめの一歩」

同僚薬剤師

感染症?抗菌薬?大学時代の遠い昔の記憶…忘れた…

そんなあなたは、まずこちらの本から読んでみましょう。

この本は、僕が薬剤師になって感染に興味を持って初めて買った本です。

モーリ

国家試験を受けて半年以上経って大学の感染症の知識、抗菌薬の知識がもう薄くなりつつあるときにこの本を買いました。

  • 難しいことは抜きにして抗菌薬の基本の“き”が知りたい
  • でも重要なことは漏らしたくない

こんな方にピッタリな本です。

大学時代の復習レベルから、臨床でも使える知識を盛り込んだ良書です。

厚さも薄めのサイズ、文章も簡単な文章で書かれているので初学者でも本当に理解しやすいです。

ただし、

  • ICTやASTに所属している
  • 病院薬剤師経験年数が長い
  • 院内採用の抗菌薬スペクトルくらいはわかる

こういった方には少し物足りないかもしれません。

本のタイトルの通り、「はじめの一歩」の本です。

でも感染症の知識に自信がなくてもこれを読んだら何歩も進みたくなります。

雑誌感覚で楽しく読める「感染治療のエッセンス&ピットフォール」

同僚薬剤師

専門書って表現が固くて眠くなるよね…

この本はこんな風に思っている方にお勧めしたい本です。

一般的な専門書のイメージとしては、どこか「教科書的」で読みにくいですよね。

モーリ

正しい表現で書くことに意義があるので仕方ないことではありますが…

しかし、今回紹介する本は違います。

  • 雑誌の連載のまとめ
  • 知識レベル別の段階に分かれている
  • わかりやすい図や表、グラフをふんだんに使っている

こういった特徴があります。

本書は、「月刊薬事」の連載の内容をまとめ、さらにアップデート、内容拡充したものとなっています。

同僚薬剤師

つまり雑誌連載のまとめ本といった感じなんだね

モーリ

だからフランクに読みやすくて面白いんです

さらに自分の感染の知識レベルとして初学者であっても、少し学んだあとであっても読みやすい仕組みになっています。

各感染部位別に、「基礎知識編」「ピットフォール編」「One more lecture」と3段階にわかれています。

さまざまなレベルの感染症を学ぶ医療者が楽しめる本です。

同僚薬剤師

でも雑誌の連載って内容の信憑性は大丈夫?

こう思われた方もいるかもしれませんが、この本の著者は日本でも有名な先生方ばかりです。

モーリ

章末にはしっかりとエビデンスが載っていますし安心して読めます。

ただ、平易な表現で書かれていることから、専門的に正しい表現とは一部異なることがあるみたいです。内容には問題ありません。

実務編

ここからは実務編。実際の現場で使える本を二冊紹介します。

王道。「感染症レジデントマニュアル 第2版」

これは王道です。

おそらく感染症に関わる人は一度は見たことがある本ではないかと思います。

同僚薬剤師

レジデントマニュアルシリーズは医療の各分野で様々なものが出ていますよね

本書の特徴としては

  • 基礎的な内容がまんべんなくまとまっている
  • どこにでも持ち歩けるポケットサイズ
  • 感染部位、原因菌、抗菌薬ごとに章がわかれているので実務で使いやすい

とにかく手に取りやすさ、使いやすさはこれに勝るものはないと思います。

まず医師からの質問を受けたときや、自分が疑問に思った事があったら本書を最初に開きます。

大体この本から解決できるきっかけを作ることができます。

そして、僕がおススメする本書のポイントは何と言っても

  • 感染部位
  • 原因菌
  • 抗菌薬

この3点が章として独立していることです。

やはり感染症はこの3点の整理が大事です。

とりあえずこの3点のどれかに疑問を持ったら直感的に開くことができる。

それが使いやすい要因の一つです。

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ただし、この本のデメリットを一つ上げるとすると

  • 出版年が古い

ということでしょうか。

本書が発売されたのが2013年ということで結構昔ですね。

それまでの間に新しい抗菌薬が出てきたり、細菌に対する抗菌活性も変わってきていると思います。

ですので、本書を使うときにはそれを考慮しつつ、最新のガイドライン等と合わせて使用することが良いと思います。

モーリ

とは言っても基本は不変なので、多くの医療者から広く使われています。

グローバルスタンダード。「サンフォード感染症治療ガイド」

全世界の感染症に関わる医療者の中で使われている本と言えばこちらです。

同僚薬剤師

これは病院で見たことがある!

本書の特徴としては

  • 毎年改訂される
  • 世界基準の感染症治療ができる
  • 表形式でまとめられているので超実用的

感染症に関わらず、医療は日々変化していきます。

それに合わせて本書も毎年最新版が出版されるのが特徴です。

モーリ

特に2020年版は新型コロナ関連の項も加えられたとか

そして最大の特徴は

  • 世界基準

本書は世界で使われている感染治療のガイドラインです。

最新のエビデンスに基づいた情報が盛り込まれています。

本書を使っていない施設はないと言っても過言ではないほど誰もが知っている本ですね。

そして本書はほとんどが「表形式」での記載です。

なので実務では表を見れば大体解決できてしまう作りになっています。

モーリ

僕も腎機能による用量を鑑査する時など、特に頻繁に使用しています。

ただし、デメリットとしては

  • 文字が小さい
  • 勉強に使うには特徴がつかみにくい

ということがあげられます。

超実用的な本なので、情報量重視となっています。

初学者が勉強に使うには、大事なところを抜き出すのは少し難しいかもしれません。

モーリ

自己研鑽に使う本は上で紹介したような本を買って、その隣に本書のような実用本を置いておくと知識が深まります。

まとめ(番外編)

今回紹介したのは僕が持っている本として紹介しました。

実際に臨床で感染治療に活用している本はこれら以外にもたくさんあります。

ちなみにツイート内で紹介したその他の本はこちら

これらも非常に有名で使っていない施設はほとんどないかと思います。

ぜひ実用本として使ってみてください。

初学者の方は、まずは簡単な本から読んでみましょう。

感染症は難しい分野なので、それを簡単に解説している本も世の中にはたくさんあります。

モーリ

漫画やイラストで描かれている本もありますよね^^

そのような本からでも良いので読んでみてください。

感染症は知れば知るほど面白くなっていきます。

ぜひ本記事を参考に明日からの業務に生かしていただけると嬉しいです。

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この記事を書いた人

モーリのアバター モーリ 抗菌薬剤師

病院薬剤師。
感染制御チーム(ICT)、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)に所属。
2022年度感染制御認定薬剤師取得のために勉強中。

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